中学校と小学校でつながる(中1ギャップ未然防止事業)
すでに,学校だよりでもお知らせしていますが,HPでは,少し長めに説明します。
中1ギャップとは,「小学6年から中学1年に上がるときに,大きな段差を感じてなじめなくなること」を指します。
文部科学省でも,この問題のために事業を立ち上げ,小中の円滑な接続とギャップの解消に努めています。
今年度,枝幸中学校と,校区の小学校である枝幸小,岡島小,目梨泊小の3小がこの事業の指定を受け,4校で連携を図ってきました。
8月30日(火)は,枝幸中と枝幸小で授業を公開しました。
枝幸小では,中学校につなぐ教科として,外国語科の授業を公開しました。
担任の先生と,外国語支援の先生のTTで授業が始まりました。
この日の授業は,発表に向けての前段階。
感想や思いを伝える表現を学び,作文した夏休みの出来事を合わせて,相手に伝えます。
まず思いを伝える表現を練習し,次に2人一組で練習しました。
自分が知ってるつもりでも,相手と一緒になると,適当な練習はできません。
聞こえるように大きい声を出したり,相手に合わせたり,楽しくやったり…など,ペア練習は大きな効果があります。
お互いに声を出して,気持ちを伝える単語カードを取ります!
視察に来てくださった,宗谷教育局の指導主事も温かく見守っていました。
欠席し,オンラインで参加する子にも声をかけています。(譜面台にiPadがのっています)
最後に,立ち上がって,クラスの仲間と交流です。
相手に自分の感想を伝える,聴く方もしっかり反応することを大事に交流しました。
最後に,代表で1ペアが発表しました。
夏休みに出場した陸上記録会のことを発表しました。
相手が知らない言葉はゆっくりと,聞く側も聞き取れなかった場合は聞き直す。
相手と自分でつながるものがあれば,付け足して話をする。コミュニケーションに大事な素地を学んでいます。
授業後には,4校と,道教委本庁,宗谷教育局,町教委を交えて,取組の進捗状況を交流しました。
各学校で,子ども達の学力向上の取組やひとりひとりの子どもの状況,学級の仲間とのつながりを把握しながら,中学校につなぐために,4校の取組をそろえていこう,という話し合いが行われました。
「つなぐ・そろえる」を大事に,これからも連携を続けていきます。